根管治療
私の治療における密かな楽しみ?の一つがこの根管治療である。
きっちりとした薬剤が根尖までしっかりと密に入っているX線像を見るのはやはり術者として嬉しいものである。
初診から約1年で病巣部位が変化しているのがお解りいただけるであろうか?
全ての患者にこれほど生体反応が良いわけではないが、ここまでくると一安心と言って良いだろう。
ここで特筆すべきは感染ルートが不明な点である。
骨内もしくは血液からの感染が疑われてしまうが、科学が発達した現在においてもこのように不明な点が多くソマチットの仮説が浮上してくる。
昨日の常識が明日の非常識になり得る今日、「科学」という言葉を過信し過ぎてはいけないであろう。