ホワイトニング
自分は「過度な美の追求」は結果としてストレスを引き起こすと考えています。
ホワイトニングも場合によってはこの「過度な美の追求」になってしまうのかな?と思ってしまっていて、あまり積極的には勧めていません。
「アンチエイジング」という言葉をよく耳にしますが、私はむしろ「エイジングを受け入れる」ことを大切にしています。
歯も年齢とともに疲れていきます。
たとえ精密な治療を施したとしても、若い頃のように硬いものをバリバリと食べ続ければどこかに負担がかかってしまうものです。
年齢に合った、身体や歯に優しい食事を選び、「歯をいたわること」がとても重要です。
歯の色もまた、年齢に見合ったものであることが自然だと思います。
年齢を重ねるにつれて歯は少しずつ色が濃くなっていきます。
例えば、80歳でセラミックの真っ白な歯を持っていると、もしかしたら不自然に見えるかもしれません。
ただし、結婚式や記念写真の撮影など特別なイベントの際には、その状況に応じたホワイトニングを行うことはあります。
細川歯科医院では、上下のマウスピースを使用したホームホワイトニングを提供しています。
この方法ではマウスピースに薬液を入れ、歯を白くしますが、長時間行うと歯がしみたり、歯茎がピリピリ痛むことがあります。
ホワイトニングを効果的に行うためには、日常生活の中でテレビを見たり読書をしたりしながら、2~3時間マウスピースを着用できる時間を確保する必要があります。
その時間を確保できないと効果が半減します。
また、睡眠中に装着する方もいますが、長時間の装着によって歯がしみたり、歯茎が痛くなったりするので推奨できません。
細川歯科医院でホワイトニングを希望される場合は、時間がとれるのか一度立ち止まってよく考えてみることをお勧めします。