私が放送大学大学院で学び始めたのは2013年から。
まず最初に選んだ科目は「精神医学特論('10)」でした。
私たち歯科医師は一般的に精神疾患について学ぶ機会がほとんどありません。
そもそも、自分は嬉しいことがあると気分が高揚し、気になることがあると落ち込むこともしばしば。
「よく聞く鬱病とは違うのかな?」という疑問を解消したいことから臨床心理学の勉強は始まりました。
精神医学を勉強していくと、私が想像していた精神疾患のイメージとはまったく異なることに気づきました。
例えば、放送教材の中に「ベテルの家」という精神障害を抱えている患者さんの集まる地域活動拠点が出て来るので、勉強の過程の中このベテルの家を調べていくわけですが、そこでは統合失調症と診断された患者さんが多く出てきました。
その映像からはその患者さんたちは「病気らしさ」をあまり感じず、ごく自然に生活している姿がじっくり見られました。
この学びの中で、実は自分の偏ったイメージを抱いていると気付かされたことは大きな意義だったと思います。
うつ病、パニック障害、統合失調症などの病態を理解すればするほど、どのような精神疾患を抱え思い悩む方でも正面から見つめられるようになりました。
例えば、「パニック障害」という病気があります。これは今までは「歯科治療は禁忌」と聞いていたのですが、精神医学を勉強したことにより、発作の頻度や服用している薬の種類などをきちんと把握していれば、通常通りの治療が可能であることを学びました。
現代はストレス社会で、何かしら心が疲れている人が多くいらっしゃいます。
そんな人に対して、細川歯科医院では少しでも歯科を通じて心が休まる場を提供していきたいと考えて、現在も社会人大学生として、臨床心理学を学び続けていきます。
(参考までに今まで取得した単位を羅列します)
2013 精神医学特論('10)
2013 臨床心理学討論('11)
2014 臨床心理面接特論('13)
2014 臨床心理学研究法特論('12)
2014 発達心理学特論('11)
2015 投影査定心理学特論('15)
2015 家族心理学特論('14)
2015 心理・教育統計法特論('15)
2015 学校臨床心理学・地域援助特論('15)
2016 ヘルスリサーチの方法論('13)
2016 心理・教育統計法特論('15)
2017 障害児・障害者心理学特論('13)
2017 人間発達論特論('15)
2018 現代社会心理学特論('15)
2018 心理臨床における法と倫理('17)
2019 教育心理学特論('18)
2019 スポーツ・健康医科学('19)
2020 臨床心理面接特論Ⅰ('19)
2020 臨床心理面接特論Ⅱ('19)
2021 司法矯正・犯罪心理学特論('20)
2021 健康・スポーツ科学研究('21)
2022 成人の発達と学習('19)
2022 精神医学特論('22)
2022 保健医療心理学特論('22)