初診時25歳の女性の症例
初診時と6ヶ月後の状態の違いがおわかりいただけるであろうか?
歯周病という病気は様々な因子が絡み合って発症する病気であるが故
絡み合った糸を一つ一つ取り除く処置が必要となる。
その処置自体は大変なものであるが
患者自身が「やる気」を起こせばその強固に絡み合った糸は自然に解け
歯周治療の8割は成功したと言っても過言ではない。
つまり歯周病は我々医療従事者が大がかりな処置をせずとも
患者が自然に治してしまう病気を意味する。
この症例での6ヶ月での顕著な歯肉の変化は患者自身の頑張った成果の賜であり
我々は彼女の頑張りをサポートしたに過ぎない。
今後いかにこの状態を維持していくかが我々の役目となる。
そして歯周治療とは歯肉の治り(その人の生体反応)を見て
むし歯や噛み合わせ治療と平行しながら全体的に処置する治療である。
そのため数週間、いや数ヶ月という短期間で治療を終えた場合
その歯周病の治癒というものはある意味「見せかけの治癒」というものであり
再発する可能性が非常に高い。
それ故に細川歯科医院では
短期間での治療の要望には申し訳ないが応じないことにしている。
この患者は初診から2年以上が経過しやっと最終義歯を装着することができた。
患者が頑張ると我々医療従事者もやる気が起こる。
2年以上通い続けてくれた患者に常々感謝している。
この症例での6ヶ月での顕著な歯肉の変化は患者自身の頑張った成果の賜であり
我々は彼女の頑張りをサポートしたに過ぎない。
今後いかにこの状態を維持していくかが我々の役目となる。
歯周治療を行う上で場合によっては矯正治療も必要となる。
基本としての「ブラッシング」が重要となってくるのだが、よりお手入れしやすい環境を与えることもその予後を大きく左右する。
一見矯正治療は10代、20代の治療のように思われがちだが、30代、40代で行うことも、この先の「安定性」ということを考えると非常に有意義な治療となる。
前述した「歯周治療1」「歯周治療2」で述べたように歯周治療というものは長い時間経過の中で対応するものであり、かつその後の経過を追い続ける治療でもある。
手術や含嗽剤(うがい薬)で治るというものではなく、また治療終了という言葉も歯周治療においては相応しいものではない。